《梅田インディアンカレー玉子付き》甘いか辛いか酸っぱいか ノスタルジーで胸も腹もいっぱいの味


 

燃えているのはカレーか舌か?

 

大阪がカレーで燃え上がっているらしい。

 

大阪でライブ観戦があったため、京都、大阪の珍級、B級グルメを食べ歩きしたが、カレーはこのインディアンカレー1軒のみ。なぜかというと、有名どころは行列ができるらしく、そういうところは、ラーメン屋の「スープ無くなり次第」と同じく、「ルゥ無くなり次第閉店」が多い。

 

まあ当然だが、今回は数をこなしたかったのと、前述のライブ時間との都合で先送りすることにした。

 

そこで、インディアンカレーだが、先に味の感想から言うと、

 

「聞きしに勝る〝甘辛感〟に舌と味覚が戸惑いっぱなし!」

 

だった‼︎

 

まず驚いたのは、繁華街である梅田の飲食店モールにありながら、チケットを販売員さんが手売りしていること。食券を人の手から買うというのは、何十年ぶりだろうか?

 

確か子供の頃、どこかのデパートの屋上にあったレストランがそんな感じだったような記憶がある。いまどきのラーメン店のように、自販機にすれば人件費も浮くだろうにというのは、世知辛い考え方だろうか?

 

入り口に立つ売り子のお姉さんに、

「玉子付きで」

そう短くお願いすると、プラスティックの長円形の黄色い札を渡された。

食券の手売りもそうなら、この札もノスタルジーを感じさせる。札が黄色いのは、玉子の黄色に違いないのだw。

 

カウンター席に座ると、その向こう側では3人のスタッフが流れ作業で皿にカレーを盛り付けている。

ライスを盛る人、カレーをかける人…あれ、もうひとりは何をする人だっけ? 確か、副菜のキャベツの甘酢漬けを出してくれた人だ。

 

驚いた二つ目は、皿の大きさだった。

普通のカレー皿より3回りほど大きな皿にライスも大盛り。そのライスが見えなくなるように、上からカレーをドバッとかける。

 

筆者が思うに、西の人はカレーのこういう食べ方が好きなんだろう。代表例が、同じ大阪の自由軒の名物カレーだ。あれは、提供される時点ですでにカレーとルゥが混ざっているという、関東人にとっては驚愕のメニューだ。中には、「えっ…」とたじろぐ人もいるに違いない。

 

関東人は、ルゥを白飯にかけて提供することはなく、ましてや、ぐちゃぐちゃに混ぜて食べることもない。ルゥとカレーを自分好みの量でスプーンにとって食べるのが一般的なのだ。絶対そうだ。

 

が、ここは大阪、ルゥに入ってはルゥに従おう。

次々と3人のスタッフによって提供されていくカレーたち。筆者の目の前にもやっと着皿したカレーには、真ん中に生玉子が乗っかっていた。

 

驚きの三つ目。それはもちろん、味だ‼︎

「最初は甘くて、後からじわじわ辛くなってくる」

というのがインディアンカレーの評判だった。が、しかし…。

 

スプーンにカレーのかかったライスをすくい、そのまま舌の上に滑らせる。

と、

「甘ンま‼︎」

と思ったのはホンの一瞬で、次の瞬間から舌の両側にジリジリと辛味が襲いかかって来たのだ。

 

「辛い。結構辛いぞ。これが大阪名物、甘辛カレーか‼︎ やるじゃないか。そっちがその気なら、とことんやってやろうじゃないか」

 

井之頭五郎ならこう言ったに違いない(笑)。でもホント、それくらい辛いのだ。

辛い時こそ生玉子の甘さで…。とてもそんなもんじゃ追いつかない!

と、そこで思い出したのが、最初に提供されたキャベツの甘酢漬けだった。
これが、ひと口食べてみると、コリコリとした歯ごたえといい甘酸っぱさといい、この辛さにぴったり合うのだ。福神漬けやらっきょなんて、お呼びでない。

 

「いいぞいいぞー、甘いキャベツと辛いカレー。うん、ナイスコンビネーションだ」(五郎)

 

ヒー、からーい。

コリコリ、うん、甘〜い。

 

そうやっているうちに、あっという間に大皿に乗っていたカレーはなくなってしまった。後にはじんわりと舌に残る辛味と、格闘の末満腹になった胃袋の満足感が残っているのだった。

 

ノスタルジー香る

インディアンカレー、うもうございました。

 

 

 

紹介したお店

インディアンカレー 梅田三番町店

最寄り駅 阪急電車 梅田駅 徒歩1分
JR大阪駅(東出口)徒歩2分
御堂筋線 梅田駅(北出口) 徒歩1分

電話  06-6372-8813
営業時間 平日・土曜・日曜・祝日とも10:00~22:00
定休日 不定休